アジャイル新聞第4号は2019年3月発行予定!
2018のレポートに加え、2019の開催情報を掲載予定です。ご期待下さい。
日本のアジャイルの発展
アジャイルジャパンは今回で十回目を迎えます。 この十年間でアジャイルに対する関心や認知度は大きくなり、アジャイルジャパンの参加者も年々増加の一途を辿ってきました。
「守・破・離」で例えるなら、アジャイルの提唱者たちのアイデアを忠実に守り実践する「守」、他のアドバイザからの教えを元にやり方を変えた「破」の段階から、自分たちの事情に合わせた考え方、やり方を編み出し、成果を挙げてきた「離」の段階に至った企業や組織も増えてきました。 そしてアジャイルジャパンや他のカンファレンスでそのような事例が多く発表され、多くの人達に新しい知見や勇気を与えてきました。
これから取り組む人は増加の一途
一方で「守」の段階、つまりこれからアジャイルを学び導入していこうとしている、または取り組み始めた企業・組織・チームも増えつつあります。 特にここ数年は、あらゆる業界においてビジネスとITの融合が進み、新しい技術や概念が次々と現れるなかで、試行錯誤を繰り返しながらビジネスに取り組んで行かなければならない状況にあることから、アジャイルの考え方や、それを具現化した開発手法に今まで以上に注目が集まるようになってきたことを感じます。
一抹の不安
この状況は新たな価値や成果をもたらすと期待される一方、一抹の不安も感じています。アジャイルへの関心やニーズが急速に高まりすぎるあまりにアジャイル開発を導入するということ自体が目的となってしまい、本来達成すべきことはなんであったのかを忘れてしまうことにならないか?ということです。
本来アジャイルとは、具体的な開発手法を指すものではなく、これまでのソフトウェア開発のやり方を見直し、より価値のある生産活動をしていくためのマインドセットを表明したものです。 それぞれのプラクティスはこの目的を達成するための手段にすぎないのです。
しかし、自分たちの課題や目的にしっかりと向き合えないまま手段に頼ってしまうと、それらは結局達成できないばかりか、「やはりアジャイルは上手くいかない」という風潮も生まれかねません。
Agile Japanからの問いかけ
そこで、我々は今年のアジャイルジャパンのテーマとして「Why Agile?」を掲げることにしました。 なぜアジャイルに取り組むのか?なぜ自分たちの組織は変わらなければならないのか?様々な背景や事情があると思いますし、一人ひとり答えは異なります。 また、なぜこの原則は掲げられているのか?なぜこのプラクティスをやるのか?といった「問い」も、アジャイルをしっかり理解するためには大切です。
新たな取り組み
今回のアジャイルジャパンは、参加者の皆さんに自らの問いを持って各セッションに臨んでいただき、その答えを見つける手がかりを持ち帰っていただけるような場にしたいと思います。 今回、実行委員が各セッションを企画しますので、例年とは異なり登壇者の公募は行いません。 参加者の皆さんにも今まで以上に能動的に参加していただき、参加者同士はもちろん、セッション登壇者の方々とも「Why Agile?」を一緒に考える場をつくっていきます。
また、昨年まで製作した小冊子「アジャイルの魂」に代わり、「アジャイル新聞」を発刊しました。これまでアジャイルジャパンをご存じなかった方々にも、気軽に手に取っていただけるよう、様々なルートで配布します。
共に考えていきましょう
元々アジャイルジャパンは「日本のアジャイルを考える場をつくる」を目的に始まったカンファレンスです。 この十年を通して日本でもアジャイルの認知度は広まり、日本のアジャイルを形にしながら成果を上げている企業・組織・チームも増えて来ました。 これから益々アジャイルに取り組む方々が増えてくるでしょう。 この取り組みを成功させるためには、多様な立場の参加者による色々な角度からの「Why」の設定と、それに対する答えを探すための議論がとても重要です。
この十周年という節目に改めて「Why
Agile?」をじっくり考え、この先訪れるであろう大変革の時代にも適応できる日本のアジャイル、そして参加者の皆さん自身のアジャイルを考えていきましょう。
基調講演中継チケットは販売終了しました。
満席になりましたので、お申込みを終了させていただきました。
誠にありがとうございます。
開催日 | 2018年7月19日(木) | |
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会場 | TOC有明 4F コンベンションホール (E-4,5 W-1,2,3,4,5) | |
参加対象 |
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主催 | アジャイル ジャパン 2018 実行委員会 | |
参加人数 | 400名 | |
参加費 | ~6/19までお申込:17,280円(税込) 基調講演中継チケット:17,280円(税込) 過去の Agile Japan |
Woody Zuill 氏
プログラマー / テクノロジー / アジャイルコーチ
35年以上プログラミングの経験を経て「モブプログラミング」を発案し、ソフトウェア開発におけるチームワークのアプローチを行っている。Twitter 上で行われた #NoEstimates の議論を始めたことでも知られる。チームとして働き、誰しもが仕事や人生において優れた成果を出せる環境をつくることに情熱を注いでいる。
川鍋 一朗 氏
JapanTaxi株式会社 代表取締役社長
日本交通株式会社 代表取締役会長
1970年生まれ。 1993年慶應義塾大学経済学部卒業。 1997年ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院MBA取得。 同年マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン入社を経て2000年日本交通㈱に入社。 2005年代表取締役社長、2015年代表取締役会長に就任。 三代目として『黒タク』『陣痛タクシー』『キッズタクシー』導入。 関西圏にも事業エリアを拡大し、約5200台の国内最大手のハイヤー・タクシー会社を牽引。 また、タクシー業界にITの力を持ち込み、日本最大のタクシー配車アプリ『全国タクシー』の提供や『JapanTaxiWallet』等の多様な決済手段の開発等を通じ、「移動で人を幸せに」をテーマに日々進化するタクシー改革を加速。 2014年5月東京ハイヤー・タクシー協会の会長、2017年6月全国ハイヤー・タクシー連合会の会長に就任。
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聞き手: 漆原 茂 氏
ウルシステムズ株式会社 代表取締役社長
参加登録完了後、運営事務局より請求書を郵送いたしますので、
指定された期日までに銀行振込にてお支払いください。
※ 参加費用お振込み後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
※ お申込多数につき新規受付は終了しました。
アジャイルジャパン事務局(株式会社ピーク・ワン内)
〒101-0054東京都千代田区神田錦町3-23 メットライフ神田錦町ビル4F
TEL: 03-6273-7997
(受付時間 10:00~18:00 土、日、祝日を除く)
E-mail: info@agilejapan.org
※2009年~2016年の参加レポートは、マナスリンク様へのリンクもしくは制作になります。